郷土の風景 ~名古屋市内の一級建築設計事務所~

現在、名古屋市内の天白区(てんぱくく)というエリアに拠点を構えているのですが、
あまり街とのふれあいもできておらず、何も知らずに住んでいるんだと思うことがありました。

名古屋市天白区、年に一度催されている「天白祭り」行ってきました。
フリーマーケットや軽食、ステージでは和太鼓演奏等。
地域の方、企業、学生さんが協力して運営しています。
 
いろいろとある出店の中に竹と和紙で作られた郷土玩具の製作体験のブースがありました。
天白区には、6年ほど住んでいるのですがこのおもちゃのことを全く知りませんでした。
 
家に帰ってから調べてみると、
・この郷土玩具は「八事(やごと)の蝶々」と言われる。
・明治時代の初めころから昭和の初めにかけて、八事の寺社や地域の人の手で製作・販売されていた。
・戦後になると次第に姿を消してしまった。
・その後、昭和50年頃、同区内にお住まいの方が幼き頃の思い出を手掛かりに改めて製作し、
 地元の幼稚園の子どもたちのために配ったり、作り方を多くの方々に伝え、現在では保存会もある。
・天白区のかぼちゃをイメージしてデザインされているマスコットキャラクター「かぼっち」もこの蝶々を手にもっている。

50センチ程の長さの竹ひごの先に、15センチ角ほどの竹と色付けした和紙とで作られた蝶々でできていています。
竹ひごの手元を持ち、子どもたちは走り廻って遊んでいたのでしょう。
素材が和紙と竹という点に、現代の遊び道具との違いを感じ新鮮な気持ちになりました。
音が鳴るわけでも、光がつくわけでもない玩具ですが、小さな子どもたちが手に持ち満足げに遊んでいるのが印象的でした。

関連記事一覧

PAGE TOP