一人で事務所を始めてから、様々な方と知り合いいろいろなお仕事を頂けている。
昨日は名古屋市で建設中の10階建てのビルにて。9階から10階へ上るための階段設置立ち合いだった。
数か月前にお声掛けいただき、設計図を起こし打合せ。
詳細設計を進めてまとめたものが、朝現場へ行くと横づけされたトラックの荷台に現物が。少し感動。
しばらくすると作業開始。レッカーに吊られてあっという間に遥かかなた上空へ。
搬入の様子を見たいため、急いで作業をする9階まで建物の階段を駆け上がる。
嘘です。駆け上がれるのは4階くらいまでで、運動不足のためすぐに足が重くなり、
それ以上は、気持ちだけで登った。
上空を見上げるとまだ天井を伏せていない上空から、ゆっくりと階段が下りてくる。
なんだか不思議な気持ち。
あらかじめ位置を出しした、床・壁の墨に合わせるようにゆっくりと調整し、ボルトで固定していく。
鉄筋コンクリート造と鉄骨階段。日ごろの木造住宅とは異なり、
コンクリートの躯体や階段の寸法を削ったりする微調整ができないので、
設計図面通りに正確な位置に納まるかこの瞬間が一番ドキドキした。
鉄骨屋の親方からも話が出たけど、精度よく建物の壁床が造られていたので、図面通りの施工がスムーズにできた。
後は、三次元を想像しながら図面を起こした階段手摺の溶接作業。
全く問題なく現場が進み、清々しい一日でした。
人とつながり、良い経験を積めたと思います。感謝。